まさに平成の清少納言- もものかんづめを読んで -

 

清少納言…なんて聞くとみんなどんなことを連想するのでしょうか?

枕草子(竹取物語だっけ?)、鎌倉時代…とか?

 

まぁ、枕草子なのか竹取物語なのかわかってない時点で私に学がないのは手に取るように分かると思うんですけど、

高校の日本史の授業以来にその名前を聞いた私が思い浮かべたのは

 

「ああ、昔の文才がある人ね!」

 

です。偏差値がバレそうですね。

 

それはさておき(笑)、

何故突然清少納言の話なのかと言うと…

 

実は最近、

さくらももこさんの"もものかんづめ"

を読んだんですよ。

 

もものかんづめを読んだ私はかなりの衝撃を受けました。

 

ちびまる子ちゃんのおじいちゃんって本当は家族から嫌われていたんだ…

なんてね。

(周りの人いわく有名な話らしいけど私は知らなかったんだよね)

 

ってよりも!!

 

衝撃だったのはさくらももこさんの文才です!!

 

言葉の言い回しが、なんというか上手すぎる。

…そんな私の言い回しが下手すぎる。

 

簡潔かつ分かりやすい言い回しで理解力の乏しい私にも情景を完璧に伝えてくれるのです。

 

でもね、さらに凄いところがあるんです語らせてください!

 

活字の本の挿絵って、文章じゃ伝えきれなかった部分を補うみたいな意味が大きいじゃないですか。

 

この本も挿絵がちょこちょこあるんです。

 

ですが、中の文章で完璧に情景が伝わってくるのでこの本については挿絵は"私が頭で描いた情景をさくらももこの世界にする"役割を果たしていました。

 

あの独特なタッチ。ゆる〜いイラスト大好きです。

アニメのちびまる子ちゃんってよりかは漫画のちびまる子ちゃんのタッチです。

ふんわり暖かいイラストで可愛いですよね〜

 

つまりこの本はさくらももこさんの世界観を、目と頭で存分に、完璧に味わえる本なのです。

 

まさにお値段以上ね〜…。

 

最近は色々世界が物騒で窮屈で、生き辛いですよね。

そんな日常にほんわかぽかぽかした瞬間を取り入れてくれるこのエッセイ本。

ぜひ読んでいただきたい…!

 

 

目を閉じると聞こえてきます。

「忙しくて本なんか読んでる時間ねぇよ!」

そんな罵声が、聞こえて来ます。

 

わかります。私も毎日バイトやらなんやらかんやらで忙しくて。

 

学生時代は本が好きでしたが大人になってからはめっきり読まなくなりました。

 

元々、本は大好きだったはずなのに。

 

しかし、時間が無いそんなあなたもこの本なら大丈夫!!

 

なんでかって?

 

この本、短いお話が沢山入っているタイプの本なんです!

(このタイプの本って正式名称あるの?)

 

つ、ま、り!

 

時間が無くても読める!!!

パチパチパチ

 

 

ちなみに私もね、合間合間に読み進めていたので読破するのに1週間以上かかりましたよ。

 

そんな合間を縫ってでも読む価値があると思ったし何より読んでいたら

さくらももこワールドに誘われて癒されるので度々お邪魔していました。

 

まあ短い短いゆーたって、どんくらいよ?って自分で書いてて思ったので

 

試しに1つ目のお話"奇跡の水虫治療"がどのくらいで読み終わるか計ってみました。

 

結果は

 

[4分26秒]

 

みじけぇ〜…

思ってたより短かった。

 

 

奇跡の水虫治療はその名の通りまるちゃんが水虫に苦しんだ時の話なんだけどね。

病院に行かずに何とか自己流の治療法で治そうと頑張るわけよ。(病院行きたくないのわかる)

 

試した治療が何個も綴られててまるちゃんの発想が面白すぎるし、

最後は「いやいやいやうそやん…」って方法であっさり解決したりしてスッキリした終わり方です。

 

つまりたった5分弱で

 

・水虫の恐ろしさ

・まるちゃんの発想の豊かさ

・"物は試し"とはこういうこと

 

この3点が分かるんですね〜。

 

 

私の拙い文章力でこの本の魅力が伝わりきるとは思えないんだけど

精一杯語ってみたつもりです。

 

忙しい貴方も忙しくない貴方も、ぜひ日々の癒しにさくらももこワールドに潜入してみてください!

 

 

お値段についてですが、

私が持っている本には390円+税って書いてあったのですが中古で買ったのでもっと安かったです。

 

Amazonで調べたら

もものかんづめ (集英社文庫) https://amzn.asia/d/h7pw516

704円でした!

 

さくらももこワールド704円!

安いよ安いよ!

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

気になった方はぜひ( ´~` )

 

 

 

f:id:moon_sleep:20220902121812j:image

 

 

 

ちなみに私、アニメのちびまる子ちゃんが好きでネトフリで観たりしてるんですけど

この本を読んで実際まるちゃんとたまちゃんがそこまで親友ではなかったことを知りプチショックを受けました。理由はわかりません。